フリーマーケットアプリ大手のメルカリは4日、大手キャリアの通信回線を借りて展開する格安スマートフォン事業を始めたと発表した。アプリ上でデータ通信量を個人間売買できる機能を打ち出し、事業者の乱立などで競争が激化するなか、契約数を伸ばしたい考えだ。
新しいサービスの名称は「メルカリモバイル」で、契約はメルカリのアプリから申し込める。プランは月額税込み990円（通信量2ギガバイト）と、2390円（同20ギガバイト）の二つ。売買は1ギガバイト単位で、利用者は1回の取引につき、何ギガでも最低200円から出品できる。ただ、1ギガあたりの最高額は500円。ギガの翌月繰り越しはできない。通信量が毎月余る人、不足する人に目をつけた仕組みだ。出品者からは10%の販売手数料を取る。
NTTドコモの回線を利用するが、KDDIのau回線の追加も見込む。支払いはクレジットカード「メルカード」や決済サービス「メルペイ」での後払いのみだが、今後手段を増やすという。
総務省の公表データによると…
